名古屋グランパス・長谷川健太監督、「謙は使おうと思っている」天皇杯で倍井の起用明言「違いを見せるようなプレーを!」

AI要約

名古屋グランパスは12日、天皇杯2回戦・JAPANサッカーカレッジ戦に臨む。若手の活躍に期待が寄せられ、下克上阻止の意志が強調されている。

長谷川監督は若手選手にチャンスを与え、MF倍井をけん引役と指名。チームは常に挑戦を受ける側であり、大物食いが求められる状況にある。

天皇杯での活躍はリーグ戦に繋がるチャンスであり、若手選手の熱意と成果が試合で発揮されることが期待されている。

名古屋グランパス・長谷川健太監督、「謙は使おうと思っている」天皇杯で倍井の起用明言「違いを見せるようなプレーを!」

◇12日に天皇杯2回戦・JAPANサッカーカレッジ戦

 名古屋グランパスは12日、天皇杯2回戦・JAPANサッカーカレッジ戦(18時30分、豊田ス)に臨む。相手はJ1から数えて5部相当の北信越1部リーグに所属。下克上阻止へ、長谷川健太監督(58)はMF倍井謙(ますい・けん、23)ら若手の活躍に期待した。チームは11日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで調整した。

 大物食い、下克上こそ天皇杯序盤の醍醐味(だいごみ)だが、グランパスは常に挑戦を受ける側。昨季は日本フットボールリーグ(JFL)のV三重に1点差まで詰め寄られた。「1回だけ学生に負けている。難しさはわかっている」。長谷川監督自身も、FC東京時代の21年には順大に不覚を取った苦い思い出がある。

 過密日程もあり、指揮官はここまで出場機会が限られてきた若手に期待を寄せる。中でも「謙(倍井)は使おうと思っている。違いを見せるようなプレーをしてほしい」と、けん引役にMF倍井を指名。ここまでのリーグ戦で2得点と一定の結果を残した倍井には、一発勝負でチームを勝利に導くアピールを求めた。

 負傷離脱も相次ぐチーム事情もあり、天皇杯での活躍はリーグ戦のチャンスに直結する。「信じて送り出そうと思っている。彼らはいつも非常に練習熱心で、遅くまで残ったり、早く来たり。こつこつ練習を積んでいる選手もいる。日頃の成果を試合で出してほしい」と長谷川監督。自分たちこそが挑戦者との気概で、初戦を迎える。