高校生ら開発の超小型人工衛星、宇宙に放出 4年越しの夢乗せて

AI要約

佐賀県内の高校生たちが手のひらサイズの超小型人工衛星を開発し、ISSから宇宙に放出

計画はJAXAと連携した宇宙教育プロジェクトで九州工業大が協力

0号機は5校の生徒が参加し、4年かけて完成。米国からISSに運ばれた

高校生ら開発の超小型人工衛星、宇宙に放出 4年越しの夢乗せて

 佐賀県内の高校生たちがアイデアを出し、開発にも携わった手のひらサイズの超小型人工衛星(キューブサット)「SaganSat(サガンサット)0号機」が日本時間の8月29日午後6時45分、国際宇宙ステーション(ISS)の日本の宇宙実験棟「きぼう」から宇宙に放出された。

 0号機の計画は、県が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、宇宙教育を通じた次世代の育成を目指す「JAXAGA(ジャクサガ)スクール」の一つで、九州工業大(北九州市)が協力した。

 衛星の使い道(ミッション)のアイデア公募で採用された唐津東、武雄、早稲田佐賀に有田工業、北陵を加えた5校の生徒が参加。4年越しで完成した0号機は、8月5日に米国からロケットで打ち上げられ、ISSに運ばれた。