台湾ロケット 北海道大樹で打ち上げ 国内初、海外系が利用 世界の宇宙港へ弾み

AI要約

台湾のtiSPACEが日本法人jtSPACEを通じて北海道スペースポートで観測ロケット打ち上げを計画

HOSPOが世界初の海外発ロケットの打ち上げ場となる可能性

tiSPACEが商業目的での打ち上げを目指しHOSPOを選定

台湾ロケット 北海道大樹で打ち上げ 国内初、海外系が利用 世界の宇宙港へ弾み

 台湾のロケット開発・製造「tiSPACE」の日本法人「jtSPACE」(石狩)が十勝管内大樹町の宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」で観測ロケット打ち上げを計画し、石狩市の工場で組み立てを行うことが分かった。関係機関との調整が終了次第打ち上げる予定で、同社は「できるだけ早く実現したい」とする。文部科学省などによると、国内では初めての海外発ロケットの打ち上げになるとみられる。世界の民間企業が利用する宇宙港をめざすHOSPOにとって弾みとなりそうだ。

 tiSPACEは2016年創業。台湾には商業目的で利用できる発射場がないため海外での打ち上げを目指しており、台湾から距離が近い日本で唯一、民間企業も広く利用できるHOSPOに着目。成功すればtiSPACEグループで初めて。