『24時間テレビ』やす子、81キロ涙の完走！ 募金額は4億円突破！ゴールで出迎えたYOSHIKIは「尊敬に値します」と賛辞
日本テレビ系チャリティー番組「２４時間テレビ４７」がフィナーレを迎え、チャリティーマラソンに挑んだお笑い芸人やす子（２５）が無事に完走した。ゴールではＸ ＪＡＰＡＮのＹＯＳＨＩＫＩがピアノ演奏で迎えた。
やす子は児童養護施設向けに限定した募金総額を上回る８１㎞を走り切り、４億円以上の募金を集めた。感謝の意を示し、将来夢を持つ子どもたちへの支援に意欲を見せた。
台風の影響を受けながらも、やす子は厳しいコンディションの中で走り続け、自己鼓舞しながらゴールに向かった。練習と違う環境でのランニングや支援活動に成功を収めた。
日本テレビ系チャリティー番組「２４時間テレビ４７」が１日にフィナーレを迎え、チャリティーマラソンに挑んだお笑い芸人やす子（２５）が無事に完走した。ゴールしたメイン会場の東京・両国国技館ではロックバンド「Ｘ ＪＡＰＡＮ」のＹＯＳＨＩＫＩが「紅」をピアノ演奏して出迎えた。
児童養護施設への恩返しを胸に刻み、やす子がさまざまな逆風をはねのける激走をみせた。土砂降りの雨の中、国技館の敷地内に入るとあふれ出る涙をぬぐった。午後８時４１分、悪路でひねって痛めた左足を引きずりながらも笑顔でゴールに飛び込むと「いやー走れてよかったなー」と放送時間内の完走に安堵（あんど）の表情。「応援してくださった皆さん、ありがとうございました」と感謝した。
練習での最長走行距離１５㎞をはるかに上回る８１㎞を走りきった。児童養護施設向けに限定した募金総額は４億円３８０１万４８００円と、昨年の全体募金総額（８億２１００万円）の５割超に達した。やす子は「アンケートで自転車や図書券を欲しいという子たちがたくさんいたので配りたい」と声を弾ませ、ＹＯＳＨＩＫＩは「尊敬に値します」と賛辞を贈った。
台風１０号による悪天候が懸念される中、８月３１日は横浜・日産スタジアムの周回コースに変更してスタート。１周４００メートルのトラックを７５周、計３０㎞を走り抜いた。マラソン強行に対する批判の声も鳴りやまぬ中で、募金額は日付が変わる午前０時に１億円の大台を突破して注目の高さをうかがわせた。
１日は午前６時３０分にスタート。スタジアムを出て沿道コースを国技館に向けて走り出した。めまぐるしく天気が変わる中、笑顔で沿道の応援に手を振り、途中で自衛隊時代の恩師も駆けつけて伴走した。
やす子は「暑さを不安視して練習してきたけど、意外と寒さがこたえる」と想定外の状況も明かし、午後に入ると左足首の痛みを訴えて歩く姿も目立つようになった。一方で「意地だ」「絶対成功させてやる」と自らを鼓舞するようなコメントも繰り返し、お笑いコンビ「錦鯉」が児童養護施設を回って子どもたちの夢を書き込んだＴシャツも着用して支援をアピールした。
