冷房をつけると寒い、でも消すと暑い……どうすればよい? 家電のプロがすすめる設定は

AI要約

設定温度を上げて冷房運転し、サーキュレーターなどを組み合わせましょう。

サーキュレーターや扇風機を使って体感温度を調整し、快適に過ごしましょう。

エアコンをつけると寒い、消すと暑くなる場合は体感温度を細かくコントロールすることが重要です。

冷房をつけると寒い、でも消すと暑い……どうすればよい? 家電のプロがすすめる設定は

暑いと思って冷房をつけると寒すぎるし、かといって消すとすぐに暑くなる……。このように、エアコンの設定温度やオンオフのタイミングで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志がこの悩みに回答します。

(今回の質問)

冷房をつけると寒いのに、消すとすぐに暑くなります……どうすればよいでしょうか?おすすめの設定はありますか?

(回答)

設定温度を上げて冷房運転し、サーキュレーターなどを組み合わせましょう。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

冷房をつけると寒い場合、設定温度が低すぎる可能性があります。とはいえ、多くのエアコンは1℃単位でしか温度を設定できません。例えば「28℃」にすると暑いけど「27℃」にすると寒くなってしまう、といった場合もあると思います。

このような場合、設定温度は「28℃」にして、サーキュレーターや扇風機を使って「体感温度」を下げることがおすすめ。同じ室温でも、風速が毎秒1m増えると体感温度が1℃下がると言われています。DC(直流)モーターを搭載するサーキュレーターなら、微風から強風まで幅広く風速をコントロールできるので、同じ室温でも体感温度を細かくコントロールできます。

また、一定の室温をキープしていても、室内にいる人の運動量によって体感温度が変わってきます。ソファーに座ってテレビを見ている場合には快適でも、キッチンで料理を作っている場合には暑く感じることもあります。ちょうどいい室温設定を見極めた上で、自分自身の運動量に応じてサーキュレーターや扇風機の風速を上げたり下げたりすることで、より快適に過ごすことができます。

エアコンをつけると寒い、消すと暑くなるという人は、ぜひサーキュレーターや扇風機を組み合わせて体感温度を細かく調整することをおすすめします。

この記事の筆者:安蔵 靖志

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。