小林製薬、摂取と死亡の詳細調査対象100人に 紅麴サプリ問題

AI要約

小林製薬の紅麴サプリメントの摂取後に腎疾患などの健康被害が報告され、死亡事例が100人になった。

厚生労働省によると、同社が相談を受けた死亡事例は249人で、詳細調査の対象は100人になっている。

これまでに6人の調査が終了し、2人は関連性がある可能性があるとの評価が出ている。

 小林製薬の紅麴(こうじ)サプリメントの摂取後に腎疾患などの健康被害が報告されている問題で、同社が摂取の関連を詳細に調べている死亡事例が10日時点で100人になった。厚生労働省が11日公表した。同社が遺族から相談がありながら公表していなかった死亡事例を厚労省に報告して11日で2週間になり、この間に詳細調査の対象は17人増えている。

 厚労省によると、同社が相談を受けた死亡事例は、当初公表していた5人を含め、10日時点で249人。このうち、サプリの摂取が確認されなかった146人と確認中の3人を除く100人が詳細調査の対象になっている。

 これまでに6人の調査を終え、2人は「関連性がないとは言えない」と評価され、1人は主治医が「関連性は不明」との意見を示した。