ズッキーニで梅雨から夏場にかけてのむくみ対策 効果が期待できる理由…お勧めのレシピは?

AI要約

梅雨時のむくみについての原因と対策について説明。

ズッキーニの栄養価や効果について紹介。

ズッキーニと卵、トマトのいため物のレシピを紹介。

 管理栄養士の山口真弓さんが、家族みんなで楽しめる子ども向け料理のレシピを紹介します。

  梅雨時は、体のだるさやむくみなどに悩まれる方が多いのではないでしょうか。今回は、「むくみ」についてお話しします。

 むくみは、皮下組織の部分に余分な水分がたまっている状態のことを言います。手足や顔が腫れぼったくなるのが特徴です。血液やリンパ液の流れが悪くなることで起こります。

 蒸し暑いからといって、アイスクリームやジュース、ビールといった冷たいものを取り過ぎてしまうと、胃腸が冷えて水分代謝が悪くなったり、体が冷えて発汗作用が弱くなったりし、むくみやすくなります。

 むくみ解消にお勧めなのが「ズッキーニ」です。キュウリと似ていますが、カボチャの仲間で6~9月が旬の野菜です。

 血液中の塩分や水分バランスを調整する働きがあるカリウムが多く含まれています。カリウムは水溶性のミネラルで、煮たりゆでたりすると、水に溶け出してきます。そのため、生のまま食べたり、加熱時間を短くしたりして、おいしくいただきましょう。

 煮るとやわらかくなるので離乳食初期からも使うことができますが、赤ちゃんに食べさせる場合は、えぐみや苦みを取り除いた方がよく、アク抜きをしてください。

 ズッキーニには、抗酸化作用のあるβ-カロテンやビタミンCも含まれているため、夏風邪や、紫外線による肌のシミやシワの予防にも効果が期待できます。

 今回は、ズッキーニと卵、トマトのいため物のレシピを紹介します。

(1)卵を溶いて、Aを加えて混ぜる。ズッキーニは輪切りにして、アク抜きのため1%程度の塩水に5分ほどつける。トマトは乱切りにする。ニンニクはみじん切りにする。

(2)フライパンにオリーブオイルの半量を熱し、溶き卵を流し入れ、軽くかき混ぜ、半熟状になったら火を止めて、皿にとる。

(3)フライパンに、ニンニク、ズッキーニを入れ、残りのオリーブオイルを使って両面を色よく焼く。ニンニクが焦げないように注意する。

(4)ズッキーニが焼けたらトマト、Bを加え、軽く混ぜ合わせ、卵を戻し入れて、全体を軽くいため合わせればできあがり!

※ズッキーニのアク抜きはしなくてもよいが、したほうが苦味やえぐみが抜けて、味がまとまりやすい。

※他の夏野菜を使ってもOK。