ビューティージャパン岐阜大会でグランプリ、多胎家庭の苦労→輝き取り戻したエピソード・演出高評価

AI要約

美濃加茂市に住む双子の男の子を育てる保育園経営会社の秘書が、BeautyJapan岐阜大会でグランプリを受賞。

多胎家庭への支援活動を行い、スピーチでその大変さを伝え、高い評価を得た。

来年の全国大会への出場が決定し、多胎のお母さんたちを支え続ける意向を示した。

ビューティージャパン岐阜大会でグランプリ、多胎家庭の苦労→輝き取り戻したエピソード・演出高評価

 保育園や学習塾を展開する会社「FiveBoxes(ファイブボクシーズ)」(岐阜県可児市)の秘書酒向真実さん=美濃加茂市=が、4月に岐阜市で開かれたミスコンテスト「BeautyJapan岐阜大会」でグランプリ(キャリア賞)に輝いた。双子の男の子を育てている自身の体験から、多胎家庭への支援を呼びかけたスピーチを行い、受賞した。

 コンテストは、美容商品総合代理店「スタートビューティー」(名古屋市)が主催。外見の美しさだけでなく、地域への貢献やキャリア、情報発信力も審査対象とした。岐阜大会は初開催で、県内の約300人がエントリーした。

 酒向さんは、小学3年生の双子の男の子の母親で、同じ多胎児の親の相談に乗るボランティア活動に5年ほど取り組んできた。活動をインスタグラムで発信したところ、主催者からエントリーを勧められ、「多胎家庭の大変さを社会にもっと知ってほしい」と出場を決めた。

 書類選考で29人のファイナリストに残った酒向さん。みんなの森ぎふメディアコスモス(岐阜市)で開かれた岐阜大会では、寝る間もない子育ての苦労を話しながら、家族や友人の支えで輝きを取り戻したことをスピーチした。暗い色の上衣を脱ぎ捨て、着物を仕立て直した鮮やかなドレスを披露する演出も行い、審査員の高評価を受けたという。

 酒向さんは、FiveBoxesの保育園がある多治見市の高木貴行市長を訪問し「応援が力になった。これからも多胎のお母さんたちを支え続けたい」と喜びを語った。11月上旬に6回目の開催となる全国大会(開催地未定)に出場する。