手作りバッグにポリ袋への名書き、さらには… 保護者の負担が多すぎる保育園にさまざまな声「まるでブラック校則」「こんなの普通」

AI要約

保育士であるまりなさんが、別の保育園に子供を預けた際の過酷な保護者負担についてSNSに投稿されて話題になっている。保護者や保育士の立場からの意見が分かれており、保育園のルールや配慮について考えさせられる内容となっている。

はちみつこさんも元保育士として保護者負担についてコメントし、保護者としての経験から一部のルールに疑問を持っている。保護者として、子供を預ける立場や働く立場で感じる負担について率直に語られている。

保護者としては、防災頭巾の手作りなどに驚きを感じる一方で、持参品の洗い物が増えるなどの現実的な面も指摘されている。保護者としての立場からの意見や経験を通じて、保育園のルールや負担について考えさせられる内容となっている。

手作りバッグにポリ袋への名書き、さらには… 保護者の負担が多すぎる保育園にさまざまな声「まるでブラック校則」「こんなの普通」

 ある保育園ママの実体験を綴ったSNS投稿に反響があり、さまざまな声が寄せられている。職場復帰のため、自身が務める園とは別の園に2人の子どもを預けることになった保育士のまりな(仮名)さん。そこで待ち受けていたのは、想像を絶する“保護者負担”だった。その過酷な状況に「まるでブラック校則…」「ヤバすぎてゾッとする」といった声の一方で、「こんなの普通」「当たり前」など園ルールを支持する声も相次いでいる。友人まりなさんの体験談を投稿したはちみつこ(@hachi_mitsu89)さんも、キャリア10年の元保育士だ。園の“保護者負担”についてどうあるべきか、はちみつこさんに話を聞いた。

――Instagramに投稿された漫画「保護者の負担が多すぎる」が反響を呼んでいます。ご友人の保育士、まりなさんの体験談とのことですが、このテーマを描こうと思った理由を教えてください。

「私自身、子どもが生まれるまでは保育士側から園や保護者を見ていたので気が付かなかったんですが、初めて“我が子を預ける保護者側”の立場を経験した時、『これはさすがに負担だな』と思ったことがありました。特に、友だちの働いている保育園は、保護者の負担が極力少ないようにと配慮している園だったので、自身の勤める園と、子どもを通わせている園のルールや考え方のギャップに悩んでいるという話を聞いて…。どちらの立場も経験している友達の体験談なら、保育士さんにもママさんにも自分に当てはめて読んでもらえるのでは?と思って、描き始めました」

――投稿には「保育園は働くパパママの味方であってほしい。保護者が大変すぎて保育園じゃないみたい」とまりなさんに同情する声のほか、「子どもの安全を預けるんだから親が協力できることは極力やるのは当たり前じゃないかな」などの意見もありました。

「保護者側からも保育士側からも、色んな声があがるだろうな、とは思っていました。そもそも保育園によって保護者の負担と園の負担のバランスが違うので、捉え方も人それぞれ。賛否両論あるのは当たり前と思います。あくまで友だちまりな個人の体験談として読んでもらえたら…と思いながら描いています」

――まりなさんがお子さんを預けている園では、「毎日主食持参」「週1弁当持参」「ポリ袋は1枚ずつに名前書き」「バッグ・お布団カバー・防災頭巾は手作り指定」「汚れたオムツは各自で持ち帰り」などの規則がありました。はちみつこさんが保護者として“負担”と思うものはどれでしたか?

「私は預ける立場でも働く立場でも、“防災頭巾の手作り”は、さすがに聞いたことなかったのでびっくりしました。個人的に経験したのは、長男が認可保育園に入園が決まるまでお世話になっていた保育園の、『スプーンとフォークをケースに入れて持参』『マグにお茶を入れて持参』は、帰ってから洗い物があるのが地味に大変だなあと、当時思っていました…」