負債総額は約24億6600万円 マグロ養殖「極洋フィードワンマリン」特別清算へ

AI要約

極洋フィードワンマリンが愛媛県愛南町でクロマグロの養殖・出荷を行っていたが、特別清算の開始命令を受けた。

同社は合弁会社として2012年に設立され、2016年からクロマグロの養殖を開始し、売上は約3億円だった。

事業環境の変化や採算性の問題から解散を決議し、清算を進めていたところ、負債は約24億6600万円となっている。

負債総額は約24億6600万円 マグロ養殖「極洋フィードワンマリン」特別清算へ

帝国データバンク松山支店によりますと、愛媛県愛南町でクロマグロを養殖・出荷していた「極洋フィードワンマリン(神奈川県横浜市)」が8日、横浜地裁から特別清算の開始命令を受けたということです。

同社は2012年11月、水産加工大手と配合飼料メーカー大手の共同出資による合弁会社として設立され、2016年から完全養殖クロマグロを出荷。

2019年3月期には、約3億円の売上を計上していたということです。

しかし、世界的な漁獲規制により天然資源の回復傾向がみられるなど事業環境が変化、当初見込んでいた採算性が維持できなくなり、事業最適化も検討したものの、一定の役割を終えたとして継続を断念。

今年4月30日の株主総会で解散を決議し、清算を進めていました。

負債は2023年3月期末時点で約24億6600万円ですが、その後、変動している可能性もあるということです。