大きな実がなり、びっくり 三重・松阪 山中さん宅のパキラ

AI要約

松阪市松名瀬町の山中洋子さんの自宅のサンルームで育てているパキラが実を付けた。

パキラは日本では観葉植物として親しまれており、山中さんは13年前にもらって以来世話をしてきた。

実から種を取って育てようと考えている山中さんは、実が珍しいことを知り驚いている。

大きな実がなり、びっくり 三重・松阪 山中さん宅のパキラ

 三重県松阪市松名瀬町の山中洋子さん(77)の自宅のサンルームで育てているパキラが実を付けた。「こんなこと初めて」と驚いている。

 パキラはパンヤ科パキラ属。中南米原産で、高さ20メートルになる高木だが、日本では観葉植物として親しまれている。開花時期は6~7月。淡緑色の花弁と200~250本の雄しべを持つ花を付ける。実は熟すと果実が裂けて周囲に種を飛ばす。

 山中さんは13年ほど前、長女が日本料理店の開店祝いにもらったものを譲り受けた。高さ1.5メートルほどで、自宅の南向きのサンルームに置き、毎日水をやるなど世話をしていた。現在は約1.8メートルになり、元気に育っている。

 実がなっているのに気が付いたのは2週間ほど前。「毎日手入れをしてるのに、花が咲いたことに気が付かなかった」と話し、「あれ何これ?実?」と思い、インターネットで調べてみて、国内で実がなるのは珍しいことを知った。

 実は一つで、緑色。長さ10センチ、直径6.5センチのアーモンド型をしている。

 山中さんは「ここは暖かいので、植物の育つ条件に合ったんでしょうね」と話し、実から種を取って芽が出るか育ててみようと、娘と話しているという。