動物生き生き表現 日本画☆動物園21日開幕 砺波市美術館

AI要約

砺波市美術館の企画展「日本画☆動物園」は21日開幕し、身近な犬や猫から動物園の人気動物まで、精緻な日本画で描かれた作品が展示されている。

22人の作家による43点の作品があり、肉食動物や霊長類など6つのエリアに分かれて展示されている。

郷さくら美術館のコレクションを通じて、作家ごとのアプローチの違いや作品の魅力に触れることができる展示となっている。

動物生き生き表現 日本画☆動物園21日開幕 砺波市美術館

 砺波市美術館の企画展「日本画☆動物園」(同美術館、富山新聞社、北國新聞社主催)は21日開幕する。身近な犬や猫、動物園で人気の虎、象、猿などを日本画ならではの精緻なタッチと多彩な表現で生き生きと描いた動物たちが集合する。20日に設営が行われ、大作や秀作43点が会場を彩った。

 現代日本画の専門美術館である郷(さと)さくら美術館(東京都目黒区)のコレクションから、作家22人のえりすぐりの作品を展覧する。展示は肉食動物、霊長類、草食動物、野生の姿・戯画、鳥類、愛玩動物の6エリアで構成された。

 郷さくら美術館の滝口紫苑学芸員らが絵画や照明の位置を最終確認した。滝口さんは「同じ動物を描いても作家によってアプローチが異なり、違いを楽しめる。お気に入りの作品を見つけてほしい」と話し、大勢の来場に期待を寄せた。

 21日は開場式の後、午前10時から一般公開する。同11時から滝口学芸員のギャラリートークがある。

 会期は11月4日まで。入場料は800円、高校生以下と障害者(介助者1人を含む)は無料。

 10月19日は動物お面作り、動物園飼育員との作品鑑賞、同26日には学芸員によるギャラリートークが行われる。