【高齢ドライバー 運転免許の"自主返納"】「事故を起こす心配なくなった」約6割が回答…ハンドルを握る高齢者と家族の本音

AI要約

北海道で相次ぐ高齢ドライバーの事故。ハンドルを握る高齢者と免許返納をめぐる家族の本音を取材。

免許を返納した後の生活に不安を感じて躊躇する声も。家族からは切り出しにくいという声も。返納を考える高齢者が増える一方、返納後の社会づくりも必要。

実際に返納した高齢者は事故を起こす心配がなくなったというメリットを感じる。一方、不安を感じて返納できていない人もおり、事故防止策と生活維持の両面が求められている。

【高齢ドライバー 運転免許の

 北海道で相次ぐ高齢ドライバーの事故。ハンドルを握る高齢者と免許返納をめぐる家族の本音を取材しました。

 広い北海道では、車は生活に欠かせない移動手段となっているケースが少なくありません。

 実際、免許を返納した後の生活に不安を感じて躊躇する声も聞かれました。

 また、家族からは、本人にはなかなか切り出しにくいという声も。

 免許返納を考えている高齢者も増えているとは思いますが、返納後の生活を描きやすい社会づくりも求められています。

 

 実際に免許を返納した高齢者に聞いてみると、メリットを感じている人も多いことがわかりました。

 民間の調査会社が運転免許を保有しなくてよかったことを聞いてみたところ、約6割の人が「事故を起こす心配がなくなった」と話しています。

 その他、「移動にかかる費用が安くなった」「運動量が増えて健康になった」「家族に安心された」などメリットを感じているようです。

 ただ、不安を感じて免許を返納できていない人がいるのも現状。返納した後の生活をどう維持するのか、環境づくりとともに、相次ぐ事故を防ぐ対策が求められています。