市議会一般質問 市営住宅入居率は58・2% バリアフリー対応は3団地60戸【山陽小野田】

AI要約

山陽小野田市内の市営住宅の入居状況や施設に関する情報について報告された。

市営住宅の入居率、応募数、供給戸数、年齢構成、障害者や高齢者への対応などの詳細が説明された。

市営住宅長寿命化計画やバリアフリーについての取り組み、将来の整備計画についての情報も提供された。

 山陽小野田市内の市営住宅の入居状況は、4月1日時点で23団地1425戸のうち、入居数は830戸で、入居率は58・2%となっている。入居者の平均年齢は55・2歳。築年数が比較的新しく、単身用への応募が多い傾向にあるという。市議会9月定例会一般質問最終日の19日、岡山明議員(公明)の質問に井上岳宏建設部長が答弁した。

 

 市は年3回の定期募集で、年間45戸を供給している。入居率が70%以上なのは本山、古開作第2、港、南中川山手、神帆、前場の6団地。近年は神帆と平原に応募が集中し、両団地の単身用の倍率は10倍。全体の単身世帯の割合は45・8%となっている。

 

 過去5年間での入居募集件数225件に対し、応募数は316件。市営住宅長寿命化計画で建て替え、用途廃止と位置付けた566戸のうち政策空き家は341戸。

 

 障害者や高齢者から希望があれば、玄関や風呂、トイレに手すりを設置することも可能。また、車椅子専用住宅が6団地11戸、3階建て以上の住棟にエレベーターを備えるなどバリアフリーに対応した団地は3団地60戸となっている。

 

 同計画は、効率的かつ円滑な整備や維持管理を図るため、2022年3月に策定。劣化状況などを調査した上で各住棟の維持管理や改善、建て替え、用途廃止の方向性を定めている。