小学校で賞味期限切れの備蓄食材を誤配布 体調不良者は無し 群馬・前橋市

AI要約

前橋市が小学校で賞味期限切れの備蓄食料を配布してしまい、保護者に謝罪の文書を送った。

賞味期限切れのクラッカーが授業で配布されたが、体調不良者は報告されていない。

市は管理の見直しや確認手順の徹底を行う方針を示している。

小学校で賞味期限切れの備蓄食材を誤配布 体調不良者は無し 群馬・前橋市

前橋市は、17日に開催された小学校の防災教育の授業で、賞味期限切れの備蓄食料を誤って配布したと発表しました。

賞味期限切れの備蓄食料が誤って配布されたのは、17日、前橋市立白川小学校の4年生のクラスで開催された防災教育の授業です。市の防災危機管理課によりますと、授業には担当職員が講師として招かれ防災講和を行った後、賞味期限の切れた26枚入りのクラッカーを児童12人に配布したものです。

賞味期限切れは、学校からの指摘でわかったもので、クラッカーの賞味期限は2019年1月でした。授業に参加した多くが自宅に持ち帰り、4世帯で、児童と家族が食べましたが、体調不良者はいないということです。

このクラッカーは廃棄対象として担当課の執務室に置いてありましたが、職員の不注意で持ち出してしまったということです。市では保護者に、お詫びの文書を送るとともに、食べずに学校で回収してもらうよう連絡しました。

市では、備蓄食料の入れ替えのタイミングで、賞味期限切れが近くなったものを防災訓練などで配布することもあるということで、今後は「廃棄対象物を隔離するなど適切に管理し、配布の際は賞味期限を複数人で確認することを徹底する」としています。