2023年産りんご 消費地の販売価格、産地価格ともに過去最高に

AI要約
去年の産りんごの販売価格が過去最高値であることが明らかになった。消費地と産地価格はともに上昇し、需要と供給の影響が示唆される。
2023年産りんご 消費地の販売価格、産地価格ともに過去最高に

去年産りんごの年間の販売価格がまとまりました。消費地では1キロあたり463円、産地価格は301円、ともに過去最高値となりました。

県によりますと県外の主な5つの市場で取引される去年産の県産りんごの販売価格は1キロあたりの平均で463円でした。これはいつもの年を113円、率にして32%上回り、台風19号の被害を受けた1993年と並び過去最も高くなりました。

また、産地価格は1キロ301円で、いつもの年より3割以上高く、こちらも過去最高値となりました。要因は猛暑の影響による日焼けや収穫前の落果、鳥獣被害で収穫量が37万トンにとどまった品薄感に加え、他県産りんごや競合する果物の入荷量が少なかったことで価格を押し上げたとみられています。