富士山静岡県側の死者は5人 山頂の天候急変が一因…今夏の山岳遭難は46件、57人と前年から減少 静岡県警が発表

AI要約

静岡県警が2024年夏期の富士山での山岳遭難件数を発表。件数は減少したものの、死者数が増加。

行方不明は0人、負傷者は23人、無事救助は29人。対策の必要性が示唆されている。

死者数増加の原因は開山日の前後の天候急変が挙げられている。

富士山静岡県側の死者は5人 山頂の天候急変が一因…今夏の山岳遭難は46件、57人と前年から減少 静岡県警が発表

静岡県警は2024年の夏期(7月1日~8月31日)の富士山で発生した山岳遭難の件数を発表しました。山岳遭難の発生件数は46件(前年比-15)、57人(前年比-7)でいずれも前年に比べて減少しましたが、死亡した人は5人(前年比+4)と前年に比べて増加しました。

また、行方不明は0人(前年比±0)、負傷者は23人(前年比+4)、無事救助は29人(前年比-15人)となっています。

静岡県警は死亡した人が増加したことについて、7月10日の開山日の前後は、山頂の天候が急激に変わる日が多かったことが、原因のひとつだと分析しています。

静岡県警では今後、山岳遭難について、県などに情報提供を行い、来年度に向け、役立て欲しいとしています。