「マイコプラズマ肺炎」流行入り 静岡県内で5年ぶり 14歳以下が7割

AI要約

静岡県は6日、呼吸器感染症「マイコプラズマ肺炎」の流行入りを発表。

県内の患者数は増加傾向で、5年ぶりの流行入り。

マイコプラズマ肺炎の症状や注意事項について県が呼びかけ。

「マイコプラズマ肺炎」流行入り 静岡県内で5年ぶり 14歳以下が7割

 静岡県は6日、呼吸器感染症「マイコプラズマ肺炎」について、直近1週間(8月26日~9月1日)のデータを踏まえて流行入りを発表した。定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・10人となり、県が流行入りの目安に定める「1人」を上回った。流行入りするのは2019年12月以来、5年ぶり。県は換気や手洗い、人混みでのマスク着用などを呼びかける。

 県によると、1日までの1週間で定点医療機関10施設から11人の報告があった。1週間の報告数は、6月後半から5人を超えて増え始めた。今年に入ってからは99人の報告があり、年齢別では5~9歳が34人と最も多く、14歳以下が7割を占める。患者は全国的にも増加している。

 マイコプラズマ肺炎は、細菌「肺炎マイコプラズマ」に感染することで起こる。飛沫(ひまつ)や接触で感染する。症状は発熱や全身の倦怠(けんたい)感、頭痛、せきなどで、解熱後もせきが長期にわたって続くのが特徴。肺炎にならずに上気道炎や気管支炎になることも多いが、重症化するケースもある。