PFOS薬剤、米軍弾薬庫で使用 東広島市の基準超え検出
AI要約
広島県東広島市で有害な有機フッ素化合物の一つ「PFOS」が検出され、米軍川上弾薬庫でPFOSを含む泡消火薬剤が過去に使用されていたことが明らかになった。
米軍による過去の使用記録が1991年から2009年にわたり、消防車の点検や訓練に関連して、PFOSを含む泡消火薬剤が使用されていたことが判明した。
瀬野川上流部の水路近くの井戸水から高濃度でPFOSが検出されたことから、県と市は米軍に対し、使用履歴や処分方法の公表を求めていた。
広島県は6日、国の暫定目標値を超える有害な有機フッ素化合物の一つ「PFOS」が検出された同県東広島市に関し、米軍側から米軍川上弾薬庫でPFOSを含む泡消火薬剤が使用された記録が確認されたとの回答が中国四国防衛局経由であったと発表した。これまで使用はないとしていた。
県が発表した回答によると、米側が過去の記録を調査。1991年から2009年に、PFOSを含む泡消火薬剤を使用した消防車の点検や訓練をしていた。
同市を流れる瀬野川上流部の水路近くの井戸水から高濃度で検出するなどし、上流近くにある弾薬庫に関し、県と市が防衛省を通じて、米軍に使用履歴や処分方法の公表を求めていた。
