“医師偏在問題”で厚労省が対策推進本部立ち上げ「偏在対策は待ったなし」

AI要約

厚生労働省が「医師偏在対策推進本部」を設立し、医師不足の問題に取り組むことを発表しました。

武見厚労大臣は医師の偏在問題を深刻な課題と位置づけ、国民皆保険制度の維持にも関係があると指摘しました。

厚労省は地方の医療機関への支援を盛り込んだ対策案を公表し、必要に応じて法令改正も視野に入れています。対策推進本部は年内に総合的な対策を策定する予定です。

“医師偏在問題”で厚労省が対策推進本部立ち上げ「偏在対策は待ったなし」

地方や一部の診療科で医師が不足している問題で、厚生労働省が「医師偏在対策推進本部」を立ち上げました。

武見厚労大臣

「医師の偏在対策は、もはや待ったなしの課題だと考えております。この解消なしに国民皆保険制度を維持することはできないという切迫感を持っております」

 本部長を務める武見大臣はこのように述べ、医師の偏在対策は急務であることを強調しました。

 医師の偏在問題を巡っては、先月、厚労省が地方の医療機関への財政支援などを盛り込んだ対策の骨子案を公表し、必要に応じて法令の改正も検討するとしています。

 「対策推進本部」は年内にも総合的な対策を策定したい考えです。