担任にトイレに閉じ込められPTSDに 女児側が保育園側を提訴 松江市

AI要約

小学3年の女児が不適切な保育を受け、PTSDになり、損害賠償を求めて保育園を提訴。

女性保育士によるトイレ閉じ込めや長時間廊下立たせの被害を受け、PTSDの症状が表れる。

市は監査に入り、同園の問題を確認し、指導方法の見直しを指示。

担任にトイレに閉じ込められPTSDに 女児側が保育園側を提訴 松江市

 島根県松江市の認可保育園で不適切な保育を受けたことで、通園していた小学3年の女児(8)が心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、女児側が5日までに、保育園を運営する社会福祉法人と担任だった女性保育士に、約430万円の損害賠償を支払うよう求めて松江地裁に提訴した。

 訴状によると、2021年4月以降、女性保育士からトイレに閉じ込められたり、長時間廊下に立たされたりしたことを受け、同年8月に退園。小学校に入学してからもフラッシュバックなどの症状で学校に通えず、今年1月にPTSDと診断された。

 市は21年、同園に監査に入り、トイレに閉じ込めるなどの事実があったことを確認、指導方法の見直しを指示している。