託児所で乳児うつぶせ死か 保育士1人、国基準に違反

AI要約

和歌山県田辺市の認可外保育施設で生後5カ月の女児が窒息し死亡。保育士が基準違反で複数の乳幼児を見ていた。

女児は大阪府出身の柴尾心都ちゃん。施設に預けられてから1時間後に意識不明となり、託児所代表の女性保育士が気付いた。

県は事故原因を調査する検証委員会を立ち上げ、安全対策の見直しを検討している。

 和歌山県田辺市の認可外保育施設「託児所めぐみ」で2023年7月、生後5カ月の女児がうつぶせのまま意識不明となり、病院で死亡が確認されたことが県への取材で5日、分かった。当時、国の基準に違反し、施設代表の女性保育士が1人で複数の乳幼児に対応していたといい、県は午後に検証委員会を立ち上げ、事故原因を調査する。

 県によると、死亡したのは大阪府泉大津市の柴尾心都ちゃんで、死因は窒息の疑い。23年7月25日午前10時半ごろに施設に預けられたが、約1時間後、うつぶせのまま意識がないことに女性保育士が気付いた。当時、心都ちゃんら0~6歳の乳幼児計4人を1人で見ていた。