猫を飼う人のための賃貸住宅 つくば・二の宮団地にお目見え

AI要約

UR都市機構が茨城県つくば市に猫を飼う人専用の賃貸住宅を設け、入居申込を開始。

「ねころぶ住宅」と名付けたペット共生住宅で猫と暮らしたい人のニーズに対応。

室内は猫の特性に特化した設備やスペースを充実させている。

猫を飼う人のための賃貸住宅 つくば・二の宮団地にお目見え

猫を飼う人のための賃貸住宅を、UR都市機構が茨城県つくば市のつくば・二の宮団地に新たに設け、9月14日から入居の申込受け付けを開始する。猫を飼う人専用の住宅はURで全国初。

「ねころぶ住宅」と名付けたペット共生住宅で、同団地5号棟1~4階の5戸を改修した。猫と暮らしたい人のニーズに応えるなど、くらしの多様化に柔軟に対応するのが目的。

室内は①リビングの壁一面に猫が天井近くまで上り下りできるステップやキャットウオークなどを設置してあるほか、②和室や洋室に、入居者がくぎやビスを打って猫用階段や爪とぎなどを自由に設置できるDIY壁を設けてある。

さらに➂リビングや洋室、廊下などの床は猫が滑りにくい耐衝撃に優れた床材を使用し、④和室の畳は耐久性の高い和紙畳を使用している。⑤部屋のドアには猫が行き来できるくぐり戸が設けてあるほか、⑥猫用トイレが設置できるスペースを確保、⑦台所の出入口には格子の侵入防止扉を設置し、猫が立ち入れない一方、飼い主が猫の様子を確認できるようにしている。

URはすでに、犬または猫をいずれか1匹まで飼育できるペット共生住宅をつくり、共有スペースに散歩で汚れた足を洗うことができる足洗い場などを設けた賃貸住宅を導入しているが、室内を立体的に動き回る猫の特性に特化した、猫を飼う人専用の賃貸住宅は初めて。ねころぶ住宅では猫を2匹まで飼うことができる。家賃は二の宮団地の一般の同タイプより15%ほど高くなるという。