山本由伸投手応援ツアー巡る住民監査請求 市民が意見陳述「随意契約で業者選定は違法」 岡山・備前市

AI要約

中高生のアメリカツアーを支援するために企画された岡山県備前市出身のメジャーリーガー・山本由伸投手を応援する取り組みについての監査請求が行われた。

監査委員による意見聴取では、競争入札の原則を無視した随意契約の問題が指摘された。

市民が税金の適切な使用を求め、支払いの差し止めを要求している。

山本由伸投手応援ツアー巡る住民監査請求 市民が意見陳述「随意契約で業者選定は違法」 岡山・備前市

 岡山県備前市出身のメジャーリーガー・山本由伸投手を応援しようと企画された中高生のアメリカツアー。市民3人が公費支出の差し止めを求める住民監査請求をしていて、23日に意見聴取が行われました。

 23日は備前市の監査委員による意見聴取が行われ、請求人で備前市民の桐山宗義さんが「競争入札が原則にもかかわらず、随意契約が行われていることは問題だ」などと述べました。

(住民監査請求をした/桐山宗義さん)

「こんなばかみたいなことに税金を使ってほしくない、支払いは一切やめてください」

 旅行に関する契約についての備前市の規則では、代金が50万円を超える場合は原則、競争入札をすることになっています。

 これに対し請求人は「ツアーの一部の日程で、1人当たりの旅行代金が51万円と競争入札の条件に該当している。市が随意契約で業者を決めているのは違法だ」として支払いの差し止めを求めています。

 このツアーを巡っては、桐山さんらが「参加人数が限られ不平等」などとして監査請求をしていましたが、7月17日に却下されています。