「AEDは装着してから救助」伊予市で医師が消防に救助を指示する訓練 連携強化へ【愛媛】
愛媛県伊予市で南海トラフ地震を想定した医師指導の救助訓練が初めて行われた。
訓練では被害現場を映像で映しながら遠隔で医師が救助を指示し、救助者の心停止に備えることが重要であることが示された。
松山市消防局は南海トラフ巨大地震への備えと体制・連携力の強化に注力している。
南海トラフ地震を想定して愛媛県伊予市で21日、被害現場を映像で映しながら遠隔で医師が救助を指示する訓練が初めて行われました。
訓練は豊後水道で震度6強の地震が発生し、倒壊した家屋に住民が長時間挟まれているという想定で行われ、県のドクターヘリや消防などの職員あわせて25人が取り組みました。
訓練では指揮本部に救助現場の様子を映像でリアルタイムで見られるモニターを設置。ドクターヘリで到着した医師がモニターの映像を見ながら、救助者の心停止に備えてAEDを装着してから救助するよう指示しました。
愛媛県立中央病院救急科・二宮鴻介医師:
「一番危険なのは(圧迫が)解除された時ですね。不整脈が起こった時、あるいは心停止に至った時、すぐにAEDであったり電気ショックをかけることができるような状況を作っておくことが重要」
松山市消防局は南海トラフ巨大地震の発生に備え、さらに体制の強化・連携力の強化に取り組みたいとしています。
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