北アルプス北穂高岳、遭難2件 2人がけが

AI要約

北アルプス北穂高岳での登山事故が相次いで発生。73歳の女性が滑落し、重傷を負う一方、8歳の女子児童も軽傷を負った。

女性はパーティで登山しており、ヘリコプターで病院に搬送された。児童は自力で下山し、ヘリ救助を受けて病院に搬送された。

山岳遭難には慎重な行動が必要であり、事前の準備や注意が欠かせないことを再認識させる事件となった。

北アルプス北穂高岳、遭難2件 2人がけが

 長野県警松本署によると、北アルプス北穂高岳の南稜(標高約2750メートル)で22日午前、熊本市の自営業の女性(73)が滑落した。左腕の骨を折るなどの重傷。

 女性は19日、13人パーティで上高地から入山し、22日は北穂高岳から涸沢へ下山中だった。消防ヘリが救助し、松本市内の病院に搬送した。

 また、北穂高岳の北穂沢付近(同2600メートル)で22日午前、熊本市の女子児童(8)がバランスを崩し転倒した。頭を打つなどの軽傷。

 児童は自力で近くの山小屋まで下山。保護者からの救助要請を受け、消防ヘリが救助し、同市内の病院に搬送した。