花舞台へ息合わせ 金沢おどり、三茶屋街合同稽古 9月20日開幕

AI要約

第21回金沢おどりの合同稽古が行われた。芸妓衆が能登半島地震からの復興を祈る花舞台に向けて稽古に励む姿が描かれた。

総おどり「金沢風雅」では芸妓衆が本番に向けて熱心に稽古し、復興への祈りを込めた舞踊絵巻を披露する準備を進めている。

金沢おどりは9月23日まで開催され、各種席種が用意されている。チケットは北國新聞イベントガイドやCNプレイガイドで入手可能。

花舞台へ息合わせ 金沢おどり、三茶屋街合同稽古 9月20日開幕

 9月20日に開幕する第21回金沢おどり(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、北國新聞社主催)に向けた合同稽古が21日、金沢市の北國新聞20階ホールで行われ、同市のひがし、にし、主計(かずえ)町の三茶屋街の芸妓(げいこ)衆が能登半島地震からの復興を祈る花舞台へ息を合わせた。

 総おどり「金沢風雅」では、芸妓衆が本番に向けて立ち位置や振り付けを調整し、唄や三味線と共に心一つに稽古に打ち込んだ。

 恒例の舞踊絵巻は、復興への祈りをテーマに「寄(よせつどう)加能(かのうの)賑(にぎわい)芸妓(はなの)舞(まい)」と題し、命や文化が紡がれてゆく様を描く。各場面の稽古では総合演出を手掛ける寿柳(としやぎ)流の寿柳貴彦宗家家元、正派若柳流若柳会の若柳宗樹(そうじゅ)会長、西川流の西川千雅(かずまさ)家元が指示を出した。

 素囃子(すばやし)「風流船揃(ふうりゅうふなぞろい)」やお座敷太鼓の稽古も行った。杵屋喜三以満(きさいま)さんが指導した。

 金沢おどりは県立音楽堂邦楽ホールで、9月23日までの4日間、各日午後1時、同4時に開演する。入場料はプラチナ席(指定、プログラム付き)9千円、S席(指定)8千円、A席(自由)7千円。22日は千円増。チケットは北國新聞イベントガイドのほか、CNプレイガイド=0570(08)9999=まで。