復興の歩み、46チーム闘志 氷見で全国中学ハンド開幕 西條・井上主将「春夏連覇目指す」

AI要約

第53回全国中学校ハンドボール大会が氷見市で開催され、46チーム約690人が参加。選手宣誓では能登半島地震に触れ、全国の選手が力を発揮できる大会を感謝し、全力プレーを誓った。

開会式には男女それぞれ23チームの選手と監督が出席。氷見市長やハンドボール競技部長があいさつし、氷見市出身の選手の活躍を称えた。

富山県勢は男女代表の他、開催地代表も出場。試合が開始され、氷見市での全中大会開催は42年ぶりのこととなる。

復興の歩み、46チーム闘志 氷見で全国中学ハンド開幕 西條・井上主将「春夏連覇目指す」

 第53回全国中学校ハンドボール大会(富山新聞社後援)は19日、氷見市ふれあいスポーツセンターで開会式が行われた。全国9ブロックの代表と開催地代表の46チーム約690人が参加。選手宣誓では、男子の氷見西條の井上拓己主将と女子の氷見十三・南部の中田亜季主将が能登半島地震に触れ、「全国の選手が互いに力を発揮できる大会の開催に感謝します」と全力プレーを誓った。

 式には男女それぞれ23チームの選手と監督2人ずつ出席した。日本中学校体育連盟の細井洋孝ハンドボール競技部長が開会宣言し、日本中体連の吉本浩志理事があいさつした。林正之氷見市長は、能登半島地震の影響で、春の全国中学生ハンドボール選手権を氷見市から福島県に会場を移して開催できたことに感謝した。その上で「パリ五輪で活躍した氷見市出身の安平光佑選手は夏の全中大会で優勝した。大きな目標、高い志を持って試合に臨んでほしい」と激励した。氷見北部中ハンドボール部の木下遼二主将(3年)が歓迎の言葉を述べた。

 氷見西條の井上主将は「春中ハンドで優勝したプライドを持ち、夏の制覇を目指す」と力を込めた。氷見十三・南部の中田主将は「被災した氷見の市民に元気を与えたい」と話した。

 全中大会の氷見市での開催は42年ぶり。富山県勢は北信越ブロック代表に男女の氷見西條、開催地代表に男子はターミガンズ富山、女子は氷見十三・南部が出場する。

 20日に試合が始まり、男子は1回戦でターミガンズ富山が大阪体育大浪商と対戦。女子は1回戦で氷見十三・南部が美和(愛知)と対戦し、氷見西條が2回戦から登場する。