地震で被害受けた奥能登地域の米作り 稲の作付面積は2023年の6割ほど 県が農地や用水路の復旧急ぐ

AI要約

奥能登地域の米作りが地震の影響で減少していることが報告されました。稲の作付面積は去年の6割にとどまり、収穫量には影響が出る可能性があるものの、コメ不足の心配はないとされています。

秋に収穫する野菜の作付面積も減少しており、農地や用水路の復旧が急がれています。

県はライスセンターの応急復旧や来年の田植えに向けた準備を進めています。

地震で被害受けた奥能登地域の米作り 稲の作付面積は2023年の6割ほど 県が農地や用水路の復旧急ぐ

地震で被害を受けた奥能登地域の米作りについて、稲の作付面積が去年の6割ほどにとどまっていることが分かりました。

県議会の環境農林建設委員会で吉田(よしだ)農林水産部長は奥能登2市2町における営農の状況について報告しました。

稲の作付面積は先月末の時点で、約1800ヘクタールと4月末時点の見込みに比べて200ヘクタール増加したものの、去年の6割ほどにとどまっています。今年のコメの収穫量については現時点で見通しが立っていませんが、コメ不足に陥る心配はないということです。

一方、ブロッコリーやカボチャといった秋に収穫する野菜の作付面積は去年の8割ほどとなっています。県は稲刈りの作業に必要なライスセンターの応急復旧に加え、来年の田植えに向けた農地や用水路の復旧を急いでいます。