手作り〝キャラ山車〟に声援 三重・大台町で6年ぶり 千客万来夏まつり

AI要約

千客万来夏まつりが三重県大台町で6年ぶりに開催され、3千人以上が訪れる

まつりは地域で毎年開催されており、コロナ禍や台風で中止が続いていた

子供たちが作ったウサギのキャラクターをモチーフにした山車のパレードが注目を集める

手作り〝キャラ山車〟に声援 三重・大台町で6年ぶり 千客万来夏まつり

 三重県多気郡大台町の夏の風物詩「千客万来夏まつり」(同実行委員会主催)が15日午後5時半から町役場駐車場で6年ぶりに開かれ、3千人以上が訪れてにぎわった。

 同まつりは2005(平成17)年まで三瀬谷地区で行われていたのが前身で、07年から町商工会青年部が中心となって毎年開いている。近年はコロナ禍や台風で中止が続いていた。

 まつりの呼び物で、子供たちが作ったウサギのキャラクターをモチーフにした山車は同4時45分に、佐原のJR三瀬谷駅前の広場から町役場駐車場に向けて出発。子供たち約50人がキャラ山車を引きながら「わっしょいわっしょい」の掛け声で約1キロを練り歩いた。6年ぶりに響く元気な掛け声に、沿道の住民たちも声援を送った。

 町立三瀬谷小学校4年・野呂應介君と同1年・夏芽さんきょうだいは「(山車を)見るのも引くのも初めて」と言いながら、力を込めて綱を引いていた。

 開会式で立井教文委員長(47)は「帰省客を含めると一番人口が多くなる。古里の人たちと交流して、楽しい思い出をつくっていただければ」とあいさつした。

 この後、ステージでは太鼓演奏やキッズダンスなどの披露や、菓子まき、花火などがあり、抽選会でフィナーレを迎えた。