姿にひんやり、話にしんみり…年に一度の「産女の幽霊」御開帳【長崎市】

AI要約

長崎市の寺で開帳された「産女の幽霊」は、幽霊となった母親が赤ん坊を育てたという民話で、幽霊像を一目見ようと訪れる子供たちの姿も。

産女の幽霊はお墓で産まれた我が子を育てるため、幽霊になった母親がお乳の代わりに飴を買い与えたという心温まるお話。

子供たちは幽霊の話を聞いて感動し、像の前で手を合わせる姿があり、母親の愛情を感じ取っていた。

姿にひんやり、話にしんみり…年に一度の「産女の幽霊」御開帳【長崎市】

長崎市の寺に伝わる、幽霊となった母親が赤ん坊を育てたという「産女の幽霊」が開帳されました。

やせ細った体に、乱れた髪、そして鋭い目つき。

270年以上も前から長崎市の光源寺に伝わる「産女の幽霊」です。

16日は年に1度のご開帳の日で、幽霊像を一目見ようと夏休み中の子どもたちなどが訪れました。

「産女の幽霊」はお墓で産まれた我が子を育てるため、幽霊になった母親がお乳の代わりに飴を買い与えたという民話です。

住職

「赤ちゃんが無事拾われて育てられたあと」「ありがとうって、わざわざもう一度出てくる幽霊のお話は日本中探してもなかなかない」

住職から心優しい幽霊の話を聞いた子供たちは、像の前で静かに手を合わせていました。

女の子

「ちょっと怖かった」「お母さんが優しくていいお話だった」

母親

「自分が犠牲になって大変な思いをしてでも」「何かしらしてあげようかなという気持ちになった」

男の子

「そんなに怖くはなかった」「ヒンヤリした。ちょっとゾワッとしたかな」

民話にちなんだ飴も配られ、子どもたちは我が子を思う母親の愛情を感じ取っていました。