復興へ歩み 仮設商店街オープンへ 石川・七尾市
元日の地震の影響で営業できなくなった店舗を支援するため、七尾市の一本杉通りに仮設の商店街が、16日オープンします。
飲食店や美容室など4店舗が決まり、このうち、イコマ美容室には、16日の正式オープンを前に、すでに常連客が訪れていました。
仮設商店街は七尾市のほか、珠洲市、輪島市、穴水町、志賀町でも順次、オープンを予定していて、営業は店を再建するまでの2年間となっています。
元日の地震の影響で営業できなくなった店舗を支援するため、七尾市の一本杉通りに仮設の商店街が、16日オープンします。
復興への確かな歩み、それぞれの店舗では準備に追われています。
仮設の商店街は七尾市一本杉町にある
のと共栄信用金庫旧西支店の敷地に整備されました。
のと共栄信金が無償で土地を提供、中小企業基盤整備機構の支援事業として、店舗の家賃は無料となります。
飲食店や美容室など4店舗が決まり、このうち、イコマ美容室には、16日の正式オープンを前に、すでに常連客が訪れていました。
イコマ美容室 後藤町子さん
「最初はハサミがどこに入れたかわからずに戸惑った」
■〇隣の空き家が寄りかかり美容室全体が傾く
美容室は店舗自体に大きな被害はなかったものの、隣の空き家が寄りかかり建物全体が傾いたため、営業が厳しい状況に陥りました。
後藤町子さん「我が家に行って頑張って建て直してやろうと思う」
お客「うれしい。長く続けてほしい」
■〇民宿は、定食屋で再出発
能登島鰀目にある民宿「太左衛門」。
この時期は島を訪れる人で賑わうはずでしたが、建物の壁なとがむき出しになり、営業ができなくなりました。
夫と共に民宿を切り盛りしてきた坂本照子さんは、民宿の経営を断念せざるを得ませんでした。
民宿太左衛門 坂本照子さん
「商工会から話が来て、第三の人生頑張ろうか、やっとこぎつけた」
仮設商店街で定食屋としての再スタートを決めた坂本さん、夫がさばいた鰀目の魚を振る舞います。
■〇仮設商店街の営業は2年間
坂本照子さん
「なくなり次第終了。慣れてきたら夜は予約制で」
坂本憲彦さん
「刺し身でも一味違う。絶対に負けない」
仮設商店街は七尾市のほか、珠洲市、輪島市、穴水町、志賀町でも順次、オープンを予定していて、営業は店を再建するまでの2年間となっています。