一部月決めで黒字化 ゆめの樹通り商店街の駐車場、運営奮闘 三重・松阪

AI要約

三重県松阪市平生町の「ゆめの樹通り有料駐車場」は、月決め駐車場に変更してから利用者が増加し、7月から黒字化を達成した。

商店街がコロナ禍で苦しい状況の中、市の許可を得て一部月決め駐車場に変更し、順調に契約を進めている。

宮村代表は今後もさらなる改善を目指し、営業日の拡大を検討している。

一部月決めで黒字化 ゆめの樹通り商店街の駐車場、運営奮闘 三重・松阪

 三重県松阪市平生町の「ゆめの樹通り商店街」(宮村元之代表)が運営する「ゆめの樹通り有料駐車場」は、一昨年8月から市の許可を得て一部月決め駐車場に変更したところ、今年7月から黒字化を達成した。

 同駐車場は愛宕川の上に設けられており、河川管理者の市(上下水道総務課)から5年ごとに占用許可を受けて商店街が運営している。買い物客ら一般市民の便宜を図るための施設として2020(令和2)年に占用許可が更新されているが、コロナ禍で近くの同市愛宕町へ行く人も減り、利用者が減る中、商店街は一昨年8月に月決めに変更する許可を申請し、認められた。

 駐車台数は全部で30台だが、当初はそのうちの上流側(同市五十鈴町)の10台を月決めに変更、さらに今年から下流側(同市平生町)の9台も変更した。真ん中の11台は今も一般の有料駐車場のままだ。月決めでも昼間は空いている所もある。

 宮村代表(62)=メンズ&レディースショップミヤトウ店主=は「コロナで大変な状況になった時に市へ変更許可を申請しに行った。(他の駐車場と契約して)お客さま用駐車場を持っている店も多く、ゆめの樹通り有料駐車場は昼間の利用は少ない。それでも駐車場を借りていない店もあり『この駐車場がないと困る』という人もいる」と話す。

 月決め駐車場の契約は順調で、一般駐車場は日曜と木曜を原則休みにして経費も削減し、7月から黒字転換した。宮村さんは「もっと客足が戻ってきたら木曜日も営業したい。大変ですけど頑張りたい」と話している。