「ここまでなくなるのが想定外」 南海トラフ巨大地震注意で防災グッズ品薄
南海トラフ地震の発表を受け、防災グッズ需要が急増している。
ホームセンターでは商品が品薄状態になり、売り上げが10倍以上に伸びた。
水や非常食などほとんどの商品が売り切れで、入荷見通しも立っていない。
南海トラフ地震の臨時情報が発表されたことを受け、防災グッズの需要が高まっています。
山梨県内のホームセンターには連休中にグッズがほぼ完売し、品薄状態になっているところもあります。
300種類以上の防災用品も扱う昭和町のホームセンターです。
その販売コーナーでは‥
カインズFC甲府昭和店 平田幸寛副店長:
「こちらが防災用品コーナーとなっておりまして、この前の地震がありましたので全ての商品が品薄・欠品状態となっております」
南海トラフ地震の臨時情報=巨大地震注意が発表された翌日の8月9日の朝から店頭に列ができ、防災グッズの売り上げはこれまでの10倍以上に伸びたといいます。
買い物客は:
「(非常食の)賞味期限が切れているなということで(きた)。ないのであれば、また探さなければいけない」
これまでほとんど需要がなかった携帯トイレと携帯ラジオ、それに家具の転倒防止用具がほぼ完売し、水と非常食は売り切れて商品棚は空になっていました。
カインズFC甲府昭和店 平田幸寛副店長:
「9日、10日の2日間でほとんどの商品がなくなってしまったので、ここまでなくなるのが想定外だった」
オンラインショップでも水と非常食はほとんどが「取り扱いなし」の状態でカインズ甲府昭和店では13日から水はひと家族1ケースに制限し販売しています。
また電池や衛生用品など防災グッズの在庫の販売も決め、レジ横の目立つ場所に売り場を設けました。
防災グッズは全国的に品薄で入荷の見通しも立っておらず店は、別メーカーの入荷も検討し、できるだけ早く防災グッズの売り場を整えたいとしています。