笑顔と涙を強さに変えた北口榛花“万感の金”強さの秘密について右代啓祐さん「しびれる1投が周りにプレッシャー、語学も堪能で他の選手から尊敬されている」
北海道旭川市出身、北口榛花選手がパリオリンピック™陸上・女子やり投で史上初の金メダルを獲得し、地元の熱狂を呼んだ。
最初の投てきで自己ベストを更新し、続く投てきでも圧倒的なパフォーマンスを見せ、金メダルを手にした。
感動の瞬間には涙を流し、周囲の声援を受けながら喜びを分かち合った北口選手の姿が記憶に残る。
パリに笑顔の花が咲き誇りました。
北海道旭川市出身、北口榛花選手26歳の歴史的快挙に道内も大熱狂です。
11日未明に行なわれたパリオリンピック™陸上・女子やり投の決勝。
初の金メダル獲得を目指す世界陸上の女王・北口榛花。
地元・旭川市では、およそ400人が駆け付けパリへと声援を送ります。
世永聖奈アナウンサー(パブリックビューイング会場・旭川市)
「地元のヒーローの投てきここから見守ります」
涙の東京大会から3年…最初の1投に、そのすべてが凝縮されていました。
実況・解説
「北口榛花の世界女王への挑戦が始まります。注目の1投目、高く出ましたやり60mを超えてきた。1投目65m80です。これはライバルにプレッシャーをかけましたよ!」
「プレッシャーをかけたかった」とシーズンベストの65メートル80をマーク。
「逆転の女王」の異名を持つ北口1投目で65メートル以上を記録したのは、これが初めてです。
狙い通り、8人に絞られる3投目を終え、順位はトップ。
そして今、話題となっているのが…
実況・解説
「カステラをほおばって…肘をついている体勢というのもリラックスして体のバランスを整えるためには大切だと話していました」
全体5投目を終え、トップの北口。
メダル獲得へのカウントダウンが始まる中…自分の投てきに集中し、その瞬間を待ちます。
2位ファンダイクの最終投てき
実況・解説
「2位のファンダイクが北口の記録を超えなければ金が決まります…65mを超えてくるかどうか。超えませんでした。この瞬間、北口榛花の金メダルが決まりました」
世永聖奈アナウンサー
「6投目を前に北口選手の金メダルが確定しました。地元は大盛り上がり、歓声に沸いています」
実況
「ウイニングスロー。金メダルを決めた北口榛花。誰よりも遠くへ…最終6投目、史上初の金メダルを掴み取りました」
最後まで記録にこだわり、表情を変えなかった北口。
ウイニングスローを終え、あふれた涙…シェケラックコーチそして、両親とも喜びを分かち合いました。
実況
「日本人が優勝した人だけに与えられる鐘を鳴らします」
「日本陸上界に新たな歴史が生まれました。北口榛花満開の笑顔。オリンピック史上初めての金メダル」