火山性地震が韓国岳で増加、8日から千回超 鹿児島地方気象台が注意呼びかけ

AI要約

鹿児島、宮崎の両県にまたがる霧島連山・韓国岳で火山性地震が増加している。

小規模な噴出現象が突発的に発生する可能性があり、気象台が注意を呼びかけている。

火山性地震が増加しているが、新燃岳や他の周辺地域での活動には大きな変化は見られていない。

火山性地震が韓国岳で増加、8日から千回超 鹿児島地方気象台が注意呼びかけ

 鹿児島、宮崎の両県にまたがる霧島連山・韓国岳で8日以降、火山性地震が増加している。鹿児島地方気象台は11日、解説情報を発表し、小規模な噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして注意を呼びかけている。

 気象台によると、宮崎県南部で震度6弱を記録した8日の地震との関連は不明。

 韓国岳付近の浅いところを震源とする火山性地震が8日から11日午後9時までに速報値で1017回あった。同日午前2時32分ごろには、小林市で震度1を観測。気象台が周りの施設などに聞き取りをしたところ、韓国岳周辺でわずかに体に感じる揺れが確認された。

 新燃岳、御鉢、硫黄山周辺、大幡池の火山活動や山体の膨張を示す傾斜計に目立った変化はみられていない。