JR富岡駅にサイクル拠点 福島復興プロジェクト 自転車販売店など備え

AI要約

福島県内外の自転車関係者でつくる「福島復興サイクルプロジェクト」は、福島県富岡町に自転車の販売店などを備えた「サイクル拠点」整備を計画している。

サイクル拠点は自転車が盛んな浜通りの復興を促進し、全国のサイクリストが集まる場所となる予定で、来春の開所を目指している。

新しい施設はサイクリストにとって必要な機器やサービスを提供し、オープン時にはカフェも併設される予定で、自転車文化の発展に貢献すると期待されている。

JR富岡駅にサイクル拠点 福島復興プロジェクト 自転車販売店など備え

 福島県内外の自転車関係者でつくる「福島復興サイクルプロジェクト」は福島県富岡町のJR富岡駅西側に自転車の販売店などを備えた「サイクル拠点」を整備する。来春の開所を目指す。全国のサイクリストが集まる場所とし、自転車が盛んな浜通りのさらなる復興につなげる。7日、福島県大熊町で開かれた福島県や自転車、観光関係団体などでつくる「ふくしま浜通りサイクルルート推進協議会」の会合で示された。

 約1650平方メートルの土地に新設する。好みの自転車のサイズを確認できる機器を店内に置き、客の希望に応じた車種を世界中から取り寄せる。知識や技術を備えた従業員を雇用し、修理や点検にも対応する。レンタサイクル事業も行う。

 敷地内にはカフェも建設し、2026(令和7)年のオープンを見込む。24時間営業とし、サイクリストや住民らの憩いの場所にする計画だ。

 7月に東京都から富岡町に移住し、町内でコンサルタント会社を経営する野田翔一郎さん(34)が中心になって整備を進めている。「被災地の発展に貢献していきたい」と話している。