「友達に会ってみたい」、オンラインフリースクールがオフ会を開催

AI要約

成基コミュニティグループがオンラインフリースクール「シンガク」の参加者向けに京都市で初のオフ会を開催。

参加者は小学4年生から中学3年生までの15名と家族の合計35名で、全国8都府県からの参加もあった。

児童生徒と保護者で分かれて交流し、子供たちはゲームや工作を楽しんでいた。保護者は進路や家族の状況について意見を出し合った。

「友達に会ってみたい」、オンラインフリースクールがオフ会を開催

 成基コミュニティグループは、不登校児童・生徒のためのオンラインフリースクール「シンガク」の参加者を対象に、8月3日に京都市にて「オフ会」を初開催した。近畿圏以外も含め、小学4年生から中学3年生まで15名とその家族の合計35名が参加した。

 今回のオフ会開催は、2023年6月から本格稼働しているシンガクの参加者から「一度、実際に友達と会ってみたい」との声が高まったことから。2023年の春に非公式で数名が集まってゲームなどで交流し、開校2年目の今年はリアルな場での交流を望む声がさらに高まったことから、公式な形でのオフ会開催を企画した。

 家族で参加しやすい夏休み時期に開催したため、参加者は近畿圏が中心だったものの、東京都、埼玉県、愛知県、広島県、福岡県など全国8つの都府県から参加があった。

 オフ会では児童生徒と保護者に分かれ、それぞれで交流。児童生徒はミニゲーム「新聞折々」や風鈴づくり、ボードゲームなどを楽しんだ。参加した子供たちからはオンラインにない楽しさや、ネットよりもリアルで話す方が楽しいなどの声があったという。

 保護者は、シンガク卒業生で成基が運営する通信制高校「ゴールフリー高等学院」に通う生徒の体験談を聞き、座談会で家族の状況や将来の進路について意見を出し合った。保護者からは、シンガクに参加するようになってから子供の様子が好転したという話や、保護者同士で悩みを共有できたことなどが語られたという。

 成基の代表兼CEOでシンガクの事業責任者である佐々木雄紀氏は、シンガクでの出会いから子供たちをリアルな世界に連れていくことができたとし、今後は京都市だけでなく全国各地でオフ会を開催し、子供たちの自立を進めていきたいと語っている。