「福島の応援届いたかな」福島で結成、ワタガシペアに大声援 2大会連続銅メダルの快挙【パリ五輪】

AI要約

福島県出身のバドミントン選手がパリオリンピックでメダルを獲得しました。富岡高校出身の「ワタガシ」ペアが2大会連続の銅メダルを獲得し、会津若松市出身の大堀彩選手もベスト8に入りました。

「ワタガシ」ペアは激しい試合を繰り広げ、韓国ペアを破ってメダルを獲得。応援に駆けつけた人々も喜びに包まれました。

大堀彩選手は初のオリンピックでベスト8に入り、感謝と努力の成果を示しました。父との二人三脚で夢を追い続け、強豪たちと戦いました。

「福島の応援届いたかな」福島で結成、ワタガシペアに大声援 2大会連続銅メダルの快挙【パリ五輪】

この週末は、パリからうれしい便りが届きました。パリオリンピック™バドミントンの混合ダブルスで、福島県の富岡高校出身の「ワタガシ」ペアは、2大会連続のメダルを手にしました。また、女子シングルスでは、会津若松市出身の大堀彩選手がベスト8と健闘しました。

2大会連続のメダル獲得へ。富岡高校出身の渡辺勇大、東野有紗の「ワタガシ」ペアは、3位決定戦で韓国のペアと対戦しました。

水津邦治アナウンサー「ワタガシペアの銅メダルをかけた戦いが、間もなく始まります。地元からも多くの人が詰めかけています」

富岡町では、町民などおよそ30人が応援に駆けつけました。

富岡町民「富岡町の復興を背負って頑張っている人たちなので、ぜひともメダルを取ってください!」

試合は序盤から激しいラリーの応酬となり、第1ゲームを先に取って迎えた第2ゲーム。渡辺選手が終盤の大事な局面で、ドロップショット!マッチポイントを迎えます。そして、韓国のペアを2対0のストレートで破り、2大会連続の銅メダルを獲得しました。

応援に訪れた人「頑張った~よかった~何も言えません、よかったです」

応援に訪れた人「福島の応援届いたかな~おめでとう」

渡辺勇大選手「色々ありましたけど、最後に勝ってオリンピックという舞台でもう1回表彰台に上がることができてとてもうれしいです。」

東野有紗選手「本当に勇大くんと出会って良かったなって思っています」

中学校時代から12年間、ともに歩んできた「ワタガシ」ペア。2大会連続のメダル獲得は、日本バドミントン界で史上初の快挙です。

■大堀彩(会津若松市出身)初の五輪で健闘

一方、女子シングルス準々決勝には、会津若松市出身の大堀彩が挑みました。27歳で掴んだ初めてのオリンピックの舞台です。

強豪・富岡高校出身の大堀。東京オリンピックでは、選考レースに敗れ、一時は引退も考えました。しかし、コーチを務める父・均(ひとし)さんと二人三脚で夢を追い続けました。そして掴んだ夢の舞台。パリへの出発前、こう話していました。

大堀彩選手「パリの舞台でも皆様に、感謝の気持ちというものをコートの上で表していけるように、精一杯頑張っていきたいと思っています」

「感謝の気持ちをー」。大堀は、リオオリンピックの金メダリストに相手に第1ゲーム序盤、リードを奪います。しかし、その後は逆転され、食らいつく展開に。第1ゲームを落とし、続く第2ゲームも粘りを見せますが、0対2のストレート負け。初出場のオリンピックは、ベスト8と健闘しました。

大堀彩選手「本当にたくさんの人たちに支えられてこの舞台に立つことができたので、皆様の前でセンターコートでプレーすることができてすごくよかった。この舞台にたどり着けてよかった」