祭りの熱気 惜しむ大輪/青森花火大会

AI要約

青森ねぶた祭を締めくくる第70回青森花火大会が青森市で開催され、約1万発の花火と大型ねぶたが海上で共演。観客は祭りの熱気に包まれ、北国の夏を楽しんだ。

大型ねぶたが勇壮なはやしとともに港内を巡り、観客を魅了。祭りの終了を惜しむ声も聞かれた。

それぞれのねぶたまつりで、市民や観光客が祭りを楽しんでおり、大型ねぶたや花火の迫力に感動していた。

祭りの熱気 惜しむ大輪/青森花火大会

 青森ねぶた祭を締めくくる第70回青森花火大会(青森市、青森商工会議所、青森観光コンベンション協会、東奥日報社による実行委員会主催)が7日夜、青森市の青い海公園一帯で開かれた。青森港を鮮やかに照らす約1万発の花火と、海上運行の大型ねぶた4台が共演。詰めかけた大勢の観衆は熱気を帯びた祭りの余韻に浸りながら、北国の短い夏を惜しんだ。

 午後7時、ねぶた大賞に輝いたあおもり市民ねぶた実行委員会の「鬼子母神(きしぼじん)」(北村麻子さん作)など大型ねぶたが、勇壮なはやしとともに海上に現れ、ゆっくりと港内を巡った。頭上には色とりどりの大輪が打ち上げられ、観客を魅了。青森市の専門学生川畑水希さん(20)は「大迫力できれい。祭りが終わるのは寂しいけれど、最高の夏だった」と話した。

 同日午後1時から行われた昼間運行には大型ねぶた18台が出陣、市中心部を練り歩いた。

 弘前ねぷたまつりの最終日となる7日は、午前に市中心部の土手町をねぷたが運行した。夜には岩木川河川敷で「なぬかびおくり」が開かれ、詰めかけた大勢の市民がまつりの終わりを惜しんでいた。

 4日目を迎えた五所川原立佞武多(たちねぷた)は、3台の大型立佞武多や各運行団体の人形ねぷたなど計13台が出陣。詰めかけた4万7千人(主催者発表)の市民や観光客は、大型立佞武多が現れると歓声を上げていた。