青森ねぶた祭・即完の100万円「プレミアム観覧席」一体どんなサービス?どのような人が利用しているの? 高級な食事にねぶた師の直接解説…最上級の“おもてなし”とは
2024年の「青森ねぶた祭」では、100万円以上する「プレミアム観覧席」が設置され、県産の食材やねぶた師の解説が提供される。
VIPシートを利用した家族は、迫力あるねぶたを間近で見て感激し、青森の祭を再び楽しめて喜んでいる。
運営企業は収益の一部をねぶた祭に寄付し、価格に見合った価値提供を心掛けている。
2024年の「青森ねぶた祭」には、一席100万円以上する「プレミアム観覧席」が2023年に引き続き設置されています。どのようなサービスなのか、そしてどのような人が利用しているのか取材しました。
4日、19万5000人の人出を記録した青森ねぶた祭。まつりの中で、2023年大きな注目を集めたのがプレミアム観覧席です。
1席13万円の2人席と26万円の4人席、そして、最大8人で利用できる110万円のVIPシートが用意されています。
観覧席では、「八甲田牛」や「三厩産のマグロ」など県産の食材をふんだんに使った食事が提供されるほか、ねぶた師が大型ねぶたを解説してくれるサービスもついています。
そして、最大の見所は座席から見る景色です。
白川舞アナウンサー
「床高をあげた、こだわりの100万円のVIPシート。迫りくるねぶたを間近で見ることが出来ます」
このVIPシートを4日に利用したのは、埼玉県に住む家族と親戚の8人です。購入した男性の妻が青森県出身で、今回、約10年ぶりにねぶた祭に訪れたといいます。
親戚の子どもたちにも「最高の体験」をさせてあげたいと、思い切って購入を決めました。
VIPシートの利用者(男性)
「迫力がすごくて、特にこの高さから見ると今まで見ていたものとは違ったものを感じることができて感激しています」
VIPシートの利用者(女性)
「中々コロナで地元に帰ることができなくて、青森の祭を感じることができてうれしいです」
運営する企業は、収益の一部をねぶた祭に寄付し、まつりの発展に貢献していきたいとしています。
オマツリジャパン 菅原健佑取締役
「価格に見合った価値提供をしていきたいと思いますし、お客様にも存分に味わっていただきたい」
100万円以上する高額な座席が、ねぶた祭に新たな価値を生み出しています。