豪雨による農業被害額 過去最大規模200億円を超えるか JAが山形県に支援要請

AI要約

7月の記録的な大雨で被害を受けた山形の農作物や農地への支援が要請され、過去最大の200億円を超える被害額が懸念されている

JA山形中央会が県に対して補助や支援を求める要請書を提出し、生産者の営農継続のための環境整備を訴える

コメの減収や品質低下への懸念が報告され、国や県、JAの連携を呼びかけている

豪雨による農業被害額 過去最大規模200億円を超えるか JAが山形県に支援要請

JA山形中央会などは7日、7月の記録的な大雨で甚大な被害を受けた農作物や農地への支援などを吉村知事に要請しました。県内の農業被害額は過去最大規模の200億円を超える可能性が高くなっています。

JA山形中央会の折原敬一代表理事会長らが県庁を訪れ、7月の大雨被害に対する要請書を吉村知事に手渡しました。

要請書では、県に対し、小規模農地や農作物などの被害拡大、復旧に対する補助の実施のほか、代わりとなる園地の確保などといった生産者への支援を国に働きかけるよう求めました。

「生産者の皆さんが営農を継続していただけるように頑張れる環境は構築させていかないとまずいと思うので。できる限りのことはやっていきたいと思っていますのでよろしくご理解ご協力お願いします」

折原会長によりますと農業用施設などを含む県内の農業被害額は、おととし8月の豪雨のおよそ2倍にあたる過去最大の200億円を超える可能性があるということです。

県農業協同組合中央会 折原敬一代表理事会長「1年の努力が水の泡になってしまうような状況下にあるがJAも国・県と一体となって営農継続に向けた支援・対策についてできることを一緒になってみんなでやっていこうと呼びかけている」

一方、現在出穂期を迎えているコメについては、品質の低下や、刈り取り作業ができるかなどが懸念され、かなりの減収が予想されると述べました。