12月から「ワンステーションホテル熊本」に ザ・ニューホテル熊本(熊本市)が大幅リニューアル 国内外の富裕層取り込み強化

AI要約

ディライトが子会社が運営する熊本市のホテルを「ワンステーションホテル熊本」に改名しリニューアルする計画を発表。

客室数や施設を拡大し、富裕層やインバウンド客をターゲットにしている。

工事は2020年に始まり、来年3月までに完了予定で、営業を続けながら進められる。

12月から「ワンステーションホテル熊本」に ザ・ニューホテル熊本(熊本市)が大幅リニューアル 国内外の富裕層取り込み強化

 全国でホテルや婚礼施設などを展開するディライト(奈良市)は、子会社が運営する熊本市西区のザ・ニューホテル熊本について、12月から「ワンステーションホテル熊本」に名称変更する。これに合わせて客室やレストラン、宴会場などを大幅にリニューアルする。増加する観光客や婚礼客の取り込みを図る。

 客室は123室から146室に増やし、4階と11階には高価格帯の「ラグジュアリーフロア」を導入する。台湾積体電路製造(TSMC)をはじめとした熊本県内への企業集積や、インバウンド(訪日客)の増加を背景に、国内外の富裕層を狙う。

 子会社が運営を始めた2020年に、ホテルのロビーや一部客室フロアを改装した。今回を2期工事と位置付け、7月に着手している。営業を続けながら、来年3月末までにリニューアルを終える。投資額は非公表。

 ディライトは「レストランウエディングの提案などにも力を入れ、新たな顧客層の取り込みを加速させたい」としている。(立石真一)