サンケイビル(東京)、大津町で大規模開発へ土地取得 マンションを中心に施設整備を検討

AI要約

サンケイビルが大津町での大規模開発に向けて約6万5千平方メートルの土地を取得。マンションを中心に地域のニーズに応じた施設の整備を検討。

取得した土地は準工業地域に指定され、商業施設などの建設が可能。大津町や隣接する菊陽町の発展が見込まれる。

サンケイビルは地域経済の成長や人口増加を見据え、今までなかった施設整備を目指している。熊本県内での投資を積極的に進める方針を示す。

サンケイビル(東京)、大津町で大規模開発へ土地取得 マンションを中心に施設整備を検討

 不動産開発事業などを全国で手がけるサンケイビル(東京)が、大津町での大規模開発に向けて約6万5千平方メートルの土地を取得したことが分かった。開発の詳細は未定だが、マンションを中心に、地域のニーズに応じた施設の整備を検討していくという。

 取得した土地は、大津町引水の県道沿い。道の駅大津の西側に位置し、商業施設などが建設できる「準工業地域」に指定されている。取得額は非公表。

 大津町に隣接する菊陽町への台湾積体電路製造(TSMC)進出など、半導体関連企業の集積が一帯で進んでいるため、発展が見込める地域と判断した。

 サンケイビルは熊日の取材に「地域経済の成長や人口の増加が著しく、特にポテンシャルが高いエリアと認識している」とした上で「今までこの地域になかったような施設整備を目指している」と回答した。

 サンケイビルは、熊本空港を運営する熊本国際空港(益城町)に出資しているほか、4月には熊本市中央区に「グリッズプレミアムホテル熊本」を開業した。北熊本スマートインターチェンジ西地区で、熊本市と共同企業体(JV)が連携して整備する産業用地の開発にも携わっている。今後も県内での投資を積極的に進める方針。(立石真一)