白紙に戻った新スタジアム…「早期に候補地選定」 鹿児島市と県がJリーグへ報告書提出、J1ライセンスへの配慮求める

AI要約

鹿児島県と鹿児島市が新サッカースタジアム建設計画の候補地選定に取り組み、Jリーグに進捗状況を報告

市が鹿児島港北ふ頭での計画を断念し、県と協力して新候補地を探す過程を説明

鹿児島ユナイテッドFCのJ1クラブライセンス取得に向けた配慮を求める動きがある

白紙に戻った新スタジアム…「早期に候補地選定」 鹿児島市と県がJリーグへ報告書提出、J1ライセンスへの配慮求める

 候補地が白紙に戻った新サッカースタジアム構想を巡り、鹿児島県と鹿児島市は29日、Jリーグ宛てに検討の進捗(しんちょく)状況を伝える報告書をそれぞれ提出した。県と市が連携してできるだけ早い時期に候補地を選ぶとし、鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)が申請した「J1クラブライセンス」判定への配慮を求めた。

 両報告書では、市が2月に鹿児島港本港区北ふ頭での整備を断念後、県と一緒に新候補地を探しているといった経過を説明。事務レベルの協議を実施し、中心市街地との回遊性や交通アクセスなどを条件に候補となり得る土地を挙げ、選定や評価の方法について調査・検討しているとした。

 Jリーグは、鹿児島Uに今季のライセンスを例外規定で交付した際、進捗状況を聞き取るとしていた。来季のJ1ライセンスについて、鹿児島Uは6月28日に申請手続きを完了。交付の可否は9月末までに発表される予定。