学生金型グランプリ 岩手大 2年連続金賞

AI要約

岩手大が学生金型グランプリで金賞を受賞し、2年連続5度目の受賞を達成したことが発表された。

3人の岩手大のメンバーは大学院で学びながら金型製作に取り組み、次のステージに向けて意気込んでいる。

競技では、ヨークを対象に精度や外観、工夫などが評価され、岩手大の金型が高く評価された。

学生金型グランプリ 岩手大 2年連続金賞

 第16回学生金型グランプリ(日本金型工業会主催)のプレス用金型部門で、岩手大が最高賞の金賞に輝いた。北上市相去町の岩手大金型技術研究センターで金型製作に取り組み、同部門で2年連続5度目の受賞。現在、大学院で学ぶメンバー3人は、「日本一」を喜びつつ次のステージを見据えている。

 学生金型グランプリは、4月17~19日に大阪市で開催。次世代ものづくりを担う全国の学生たちが、学び磨いた金型製作の技術を競い合った。

 岩手大は、いずれも大学院総合研究科地域創生専攻で地域産業コース金型・鋳造プログラム修士1年の佐々木大成さん(23)=秋田県大仙市出身=、成田圭佑さん(23)=仙台市出身=、成田湧介さん(22)=青森県六戸町出身=の3人で臨んだ。

 同部門の課題は「ヨーク」で、業界関係者が▽製品寸法の精度▽外観出来栄え▽設計製作の工夫―を審査。3人の金型はより少ない工程で精度も高く、出来栄えや全体的なコンパクトさが高く評価された。