「安来スマートIC」早期事業化を国交省に要望 島根県の丸山達也知事と安来市の田中武夫市長ら

AI要約

島根県と安来市が国土交通省に対し、安来スマートICの早期事業化を要望

準備が順調に進んでおり、今年秋の事業化決定に向けて進展

安来スマートICは産業や観光振興に寄与する整備として位置付けられている

「安来スマートIC」早期事業化を国交省に要望 島根県の丸山達也知事と安来市の田中武夫市長ら

 島根県の丸山達也知事と安来市の田中武夫市長らが23日、国土交通省に対し、山陰道の「安来スマートインターチェンジ(IC、仮称)」の早期事業化を要望した。今年秋の事業化決定に向け、堂故茂副大臣は「準備が順調に進んでいる」との見解を示した。

 安来スマートICを巡っては、県道切川バイパス(安来市切川町)との立体交差箇所付近の設置を想定。昨年9月に国の準備段階調査入りが決まった。近くで出雲村田製作所が工場新設を計画している。

 東京・霞が関の国交省であった要望は非公開。終了後、取材に応じた丸山知事らによると、産業や観光の振興などに向けて整備の意義を強調したのに対し、堂故副大臣は11日に発足した安来市や国交省、島根県などでつくる地区協議会に触れ、「(事業化に向けて)最後の詰めの段階だ」と話したという。

 田中市長は「前向きな返答をいただいた」と述べ、丸山知事は「評価をいただき、手応えを感じている」と受け止めた。