夏の高校野球岩手大会決勝 花巻東が2年連続12回目の甲子園出場決める【岩手】
花巻東と盛岡大付の激しい接戦を制し、花巻東が2年連続12回目の甲子園出場を果たす。
試合の展開を振り返ると、両者が譲らずに進行し、花巻東が5回と8回に得点を重ねてリードを奪う。
盛岡大付は土壇場で1点差まで詰め寄るが、最終的に花巻東が4-3で勝利し、甲子園出場を決める。
106回目の夏、出場55チームの頂点が決まりました。花巻東と盛岡大付が激突した夏の高校野球岩手大会の決勝は、最後まで目の離せない接戦の末、花巻東が2年連続12回目の甲子園出場を決めました。
試合は1回、花巻東は1番の簗田がいきなりヒットで出塁。今大会4つの盗塁を決めている簗田、すかさず仕掛けるも盛岡大付坂田がこれを阻止します。
そのウラ、盛岡大付も1番櫻庭がヒットで出塁。その後ツーアウト3塁のチャンスをつくります。しかしここは花巻東の先発葛西、簡単には点をやりません。
その後も両者譲らずの展開が続きます。
試合が動いたのは5回、花巻東はピッチャーの葛西が右中間へのスリーベース。自らのバットでチャンスをつくると。1番の簗田。連覇を狙う花巻東に待望の1点が入ります。
さらに花巻東は終盤7回にもツーアウト満塁と追加点のチャンスで打席には注目の1年生古城。しかしここは盛岡大付の先発若林が気合いのピッチング、追加点は与えません。
するとそのウラ盛岡大付は9番の若林がフォアボールで出塁、1番の櫻庭がヒットでチャンスを広げます。花巻東はここで先発葛西から田崎にスイッチ。打席には2番平野の内野ゴロで3塁ランナーが返り、試合を振り出しに戻します。
直後の8回、花巻東はツーアウト1塁で打席にはピッチャーの田崎の適時打で花巻東がすぐさま勝ち越し、再びリードを奪います。さらに9回にも得点のチャンスをつくると。4番古城の内野安打で1点を追加。さらに押し出しのフォアボールで1点と大きな追加点を加え、リードを3点に広げます。
3年ぶりの甲子園へ、意地を見せたい盛岡大付。9回、先頭の坂本椿がヒットで出塁。続く板垣。逆転へ、望みをつなぎます。
ノーアウト2塁3塁として代打吉田昴優。内野ゴロの間に1点を返します！。さらに1番の櫻庭。この内野ゴロでもう1点返し、土壇場で1点差に詰め寄りますが及ばず、結局、花巻東が4－3で粘る盛岡大付を振り切り、2年連続12回目の甲子園出場を決めました。
