元日本ハム芝草宇宙監督率いる帝京長岡が初甲子園に王手 「このチャンスを何とか全員で」/新潟

AI要約

帝京長岡が準決勝で新発田南を破り、2年ぶりの決勝進出を果たした。

佑太外野手の逆転2点適時二塁打を皮切りに、帝京長岡が5点を奪い主導権を握る。

芝草宇宙監督は大きな一戦に向けてチーム全体で集中し、甲子園初出場への意気込みを示した。

<高校野球新潟大会:新発田南3-7帝京長岡>◇23日◇準決勝◇ハードオフ新潟

 帝京長岡が2年ぶりとなる決勝進出を決め、初の甲子園に王手をかけた。

 2回に今大会初めて先制を許し、1点リードされる展開。しかし3回1死満塁、「4番中堅」で先発の今秋ドラフト候補で阪神茨木秀俊投手を兄に持つ弟・佑太外野手(3年)が左翼線へ逆転の2点適時二塁打。この一打を皮切りに一挙5点を奪い、主導権を握り返した。4、7回にも持ち前の「機動力」を生かして1点ずつを追加し、勝利をたぐり寄せた。

 準Vだった21年夏以来の決勝進出。元日本ハム投手で、甲子園にも3度出場した芝草宇宙監督(54)は「本当にあと1つというところで逃してますので。このチャンスを何とか全員でね、もう1回集中してやっていきたいと思います」と大きな一戦を前に、気を引き締めた。