「土用の丑の日」ウナギで猛暑乗り切ろう 岡山の鮮魚店盛況

AI要約

土用の丑の日に岡山県内の鮮魚店やスーパーではウナギのかば焼きやうな重が大勢の人に買われ、価格が高騰している中でも人気だった。

川魚専門店では国産ウナギを約千匹仕入れており、値段は昨年より高騰しているがスタミナをつけるために多くの人が購入している。

今年も8月5日に土用の丑の日が迫っており、ウナギの卸値が高騰しているためしばらく高値が続く見込みであるとしている。

「土用の丑の日」ウナギで猛暑乗り切ろう 岡山の鮮魚店盛況

 「土用の丑(うし)の日」の24日、岡山県内の鮮魚店やスーパーにはウナギのかば焼きやうな重が並んだ。価格の高騰が続く中でも、スタミナをつけて連日の厳しい暑さを乗り切ろうと、大勢の人が買い求めた。

 川魚専門店「光吉商店」(岡山市北区野田屋町)は愛知、三重県産など国産ウナギ約千匹を仕入れた。秘伝のたれにくぐらせて網の上に置くたび「ジュー」という音と香ばしい匂いが店先に広がった。

 同店では稚魚の不漁と物価高騰などの影響で昨年より500円高い1匹3500円前後で店頭に並べた。岡山市中区の主婦(62)は「高いとは思うが、夏の風物詩。昼も夜も家族で味わいたい」と笑顔を見せた。

 今年は8月5日も土用の丑の日。岡山市中央卸売市場の荷受会社・岡山県水によると、国産ウナギの卸値は中国産の値上がりもあってしばらく高値が続く見通し。光吉商店の光吉勇二社長(45)は「ウナギはビタミンなどの栄養が豊富な食材。値段は高くなっているが、しっかり食べて暑い夏を乗り切ってほしい」と話した。